良いデザインは廃れない

この机のデザイン70年前のデザインです。今見ても本当にかっこいい。ジョージネルソンのデザインです。ちなみに今この机あれば車買えるくらいの値段します。(笑)

僕が最初インテリアに興味を持ったのは、中学生の頃、同級生のJ君というモミアゲの長いファツションリーダーの影響を受けて、古着屋に出入りしだした頃、だいたいその当時の古着屋にはイームズの椅子がありました。バスの待合室にあるようなデザインでプラスチックっぽい質感でビビットなカラーの椅子があり、なんとなくかっこいいと思ったのが一番最初の印象です。もちろんイームズって名前なんか当時は全然知りません。

試着室にあった椅子には値札が付いてて、見るとたしか15000円って書いていて、高っ!となりました。中学生にとって15000円は大金です。ましてや15000円あったら欲しい服買えるし、靴買えるしって感じで眺めるだけの存在でした。

でもなんかすごい気になってたので、古本市場にちょくちょく寄って古いインテリアの本とかを探すようになりました。

EAMESってゆーのか。当時読み方がわからずエームズとか言ってました。イームズを大人になったら絶対買おうと決めました。

実際に購入できたのは社会人になってからです。価格は当時の5倍から10倍まで上がっていました。でもうれしくて、何回も模様替えしたり、写真とったり、そこから椅子は今では30脚を超えるまで買い足してしまいました。(笑)

中学生の時に良いと思ったデザインが今でも良いって思えるってことはすばらしいことだと思います。そんな普遍的な製品を、新しいものも古いものも提案していきたいと思います。

中学生の時に僕にデザインへの興味を持たせてくれた古着屋さんのような仕事がしたいなぁ。