ご無沙汰してます。

皆様ご無沙汰しております。本年も慌ただしくさせていただいており、長いこと更新が滞っておりましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。

アンティークもコロナに負けず、相変わらず仕入れさせていただいております。販売済商品も多数ですが、色々と紹介させていただきます。 写真を撮り損ねたものも多いので、あるやつ限定で。(笑)

ロイヤルコペンハーゲン社 フラワーベース 40S SOLD OUT

クラックルという貫入模様で全体をデザインしたフラワーベース。とても海外製品とは思えない、和の要素がたっぷりなベースです。サイズ感も秀逸でした。いつかまた仕入れたいですね。あればですが。(笑)

グスタフスベリ社 ベルントフリーベリ 大椀 茶 60S SOLD OUT

グスタフスベリ社 ベルントフリーベリ 椀 青黒 60S SOLD OUT

グスタフスベリの歴史上、最もストイックな名工 フリーベリの作品。この大椀のサイズはほとんど流通しておりません。その場の空気を変えてしまうほどの凛とした雰囲気を持つ作品でした。

ロバートメープルソープやイブサンローランが熱中して彼の作品を収集した逸話なんかあり、フリーベリは唯一無二の存在になっていったと思います。

パルシュス窯 P リンネマン・シュミット  青いポット 60S SOLD OUT

王立アカデミーで陶芸を学んだリンネマン・シュミットが、その妻と共に設立。日本の陶磁にかなりの影響を受けており、最小限の釉薬とマットな質感を特徴とした北欧では珍しい手法を行っていた。後期はシャモット(瓦やレンガに使われる、一度焼成した土)を使った荒い質感に作風を変え、その色合いを工夫するため土自体を独自に調合していった。北欧でも独創的な窯として広く知れ渡っていたが、1972年妻の死とともに閉窯した。

こちらの作品はパルシュス窯の作品の中でも非常に有名な作品で個人的に北欧の歴史の中でも好きなポットのトップ5に入ります。兎の毛に例えられる、釉薬と造形美は本当に一見の価値ありでした。

1940~60年代にスウェーデンやデンマークで作られた器達。コンディションもとても良く、大切にされていたことが伺えますね。圧巻でした。

グスタフスベリ社   スティング・リンドベリ  SAシリーズ 50S

グスタフスベリのアートディレクターに就任した年、1949年にデザインされたリンドベリのSAシリーズ。彫刻のような有機的なフォルムがモダンです。この写真を撮るまでに実はカップももう少し、小さなボウルなどもあったのですが、販売済となりました。

現在は カップアンドソーサー 2個 ポットが1個在庫あります。

グスタフスベリ社 スティング・リンドベリ プル―ヌス 大きなピッチャー 60S SOLD OUT

グスタフスベリの名作プル―ヌスの大きなピッチャー。
Prunus=「プラム」が濃淡のある鮮やかなブルーで描かれ、大地の恵みを感じさせてくれる印象的な作品。スティグ・リンドベリの代表作で根強い人気があり、復刻版も生産されるほどです。ベルサなんかと同じで人気ありますね。
復刻版に比べてヴィンテージはブルーの色合いが鮮やかでみずみずしさがあり、バックスタンプのPRUNUSの文字もヴィンテージだけのもの。バックスタンプが特にオリジナルは良いですが撮り忘れました。(笑)

このラージピッチャーはコンディションも抜群でしたね!

グスタフスベリ社 スティング・リンドベリ カーニバル フラワーベース 60S

またまたリンドベリ。1958-62年の4年間のみ生産されたカーニバルシリーズ。カラフルな配色とゆるい作風。リンドベリらしさが表現されていて個人的にはリンドベリ作品で一番好きなシリーズです。花瓶柄の花瓶(笑) 最高にイカしてますね(笑)

グスタフスベリ社 リサ・ラーソン タラゴナ フラワーベース 60S SOLD OUT

お次もグスタフ!! 1959-60年の一年間のみ生産されたリサラーソンのタラゴナシリーズ。作品名はスペインの都市名から由来しています。エキゾチックな文様にリサらしい面白いフォルムの作品です。生産年数的に当時人気なかったんだろーな(笑)

無茶苦茶可愛いのに(笑)

クロニーデン社 イェンス・クイストゴー レリーフ ポット 60S SOLD OUT

日本でも非常に人気のクイストゴーのレリーフシリーズです。籐編みの持ち手、釉薬、デザインの親和性の高さも人気の要因と思います。今回も非常にハッキリとした釉薬とコンディションばっちりの持ち手でしたので、速攻無くなりましたねー(笑)

ダンスク社 イェンス・クイストゴー  チーク材のアイスバスケット 60S  SOLD OUT

こちらもクイストゴー。クイストゴー作品を語るうえでチーク材のプロダクトは外せません。なんてったって世界一美しいアイスバスケットと異名を持つのはクイストゴーしかいませんからね。

こちらも中のプラスチックもパーフェクト。さらにダンスク初期のダックの印字があるもですから。はやかったー(笑)

ダイニングテーブルに置いて小物入れとして、棚に置いても凛としてるし。とても実用的なヴィンテージだと思います。

ロイヤルコペンハーゲン社 ベルテ・ジェンセン アネットシリーズ 60S SOLD OUT

デンマーク王室ご用達のロイヤルコペンハーゲン。TENERAシリーズの派生として生産されたアネットシリーズ。 青と大輪の花が印象的なアネット。シリーズ全体でこの花がモチーフとして展開してされており、非常に完成度の高い作品です。

釉薬の個体差も顕著なシリーズで、本当に素晴らしい。

1960年代でも大丸などの百貨店などで、カップ6客セットが40万程度したそーで。(笑)当時からとても希少でした。

今回はカップアンドソーサーを5点、プレートを5点、ポット小を納品しました。かなり前から予約していただいていたので、やっと良い状態のものをお届けできてホッとしてます(笑)

とりあえず数を揃えるのが非常に難しかった(笑)

頑張っていただいたバイヤーさんに感謝です(笑)

アラビア社 トイニ・ムオナ 赤大椀 50S

アラビアの芸術部門として1931年に設立されたアラビアアートデパートメント。トイニムオナは設立メンバーの一人で、アラビア社には1970年まで在籍しておりました。

釉薬の魔術師の異名を持つ彼女の作品はフィンランド本国でもほぼ流通していません。資料として持っておきたいところですが、素敵に使ってくれると信じて店頭出ししています。

ダイナミックな釉薬と造形美にご注目ください。

アラビア社 ゴーラン・バック カネルヴァ カップアンドソーサー 60S SOLD OUT

アラビア社の60Sの知る人ぞ知るカネルヴァ。フォルムデザインはゴーラン・バック。持ち手を従来のカップ脇の取っ手からカップの周りにぐるりとつけてしまうという画期的な形の秀作です。日本でも岐阜県にある現代美術館にも収蔵されていたりと、デザイン性、使いやすさが評価されています。

本国でもソーサーのロストが多いのですが、そのあたりは抜かりなしです(笑)

4年目にして初めて仕入れできましたが、1日も経たず販売済となりました。また見つかれば全部買い占めます(笑)

 

ボダ社 エリック・ホグラン 気泡入りの大きな赤いゴブレット型のベース 60S SOLD OUT

こちらも日本でも人気となりましたホグランの作品です。ホグランの中でも希少な赤色の作品で気泡割れも無い秀作でした。コンディションも抜群だったのでこちらも早かったです(笑)

という感じで長々と書きましたが、今年度も世界中の名品をしっかりご紹介をさせていただきます。

引きつづきどうぞよろしくお願いします。

HAMON 大下